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この記事の結論
- トランクルームを安くする方法は、屋外型にする・サイズを1つ下げる・都心を外す、の3つです
- 比べるときは月額ではなく、初期費用と解約の条件まで入れた総額で見ます。初期費用は会社によって差が大きく、使用料の約2ヶ月分で済む会社もあれば約5ヶ月分の会社もあります
- 当サイトが367店・2,349室の料金を調べたところ、1帖の部屋は2帖より月6,915円安く、同じ1帖クラスでも地方の中核市は東京23区より月4,100円安い金額でした
- 「◯ヶ月半額」などの割引には、利用期間の条件が付いていることがあります。1〜3ヶ月の短期なら、割引なしの店のほうが安く済む場合があります
トランクルームは毎月払いつづける固定費なので、月数千円の差でも1年たつと大きな金額になります。この記事では、当サイトが全国20エリアで集めた367店・2,349室の料金データと、大手6社の契約条件をもとに、トランクルームを安く借りる方法と、損をしない総額の比べ方を説明します。
トランクルームを安く借りる方法は3つ
トランクルームの月額を下げる方法は、屋外型を選ぶ・サイズを1つ下げる・都心を外す、の3つです。どれも月数千円単位で下がります。そのうえで、店を決めるときは、月額×使う月数に初期費用を足し、解約の条件まで含めた総額で比べます。
3つの方法でどれだけ下がるかは、次の表のとおりです(当サイト調べ)。
| 方法 | どれだけ下がるか | 引き換えになるもの |
|---|---|---|
| 屋外型にする | 2帖クラスで月7,000円ほど | 空調がない。湿気・温度に弱い荷物は不向き |
| サイズを1つ下げる | 2帖→1帖で月6,915円 | 入る量が減る |
| 都心を外す | 1帖クラスで23区11,200円→中核市7,100円 | 出し入れに移動時間がかかる |

お住まいの街のどの店が安いかは、店舗ごとの料金を載せたエリア別の記事で確認できます。
屋外型を選ぶと、同じ広さで安くなる
1つ目は屋外型です。駐車場のような敷地にコンテナが並ぶタイプで、ビルの中の部屋を借りる屋内型より、同じ広さなら安く借りられます。
安い理由は設備です。屋外型は建物の空調がなく、照明や清掃といった共用の設備も簡素なことが多いです。かかる費用が少ないぶん、料金も下がります。
当サイトの集計で、2帖クラスの真ん中の値段(安い順に並べたちょうど真ん中)で比べると、屋内型は18,150円、屋外型は11,000円でした。差は月7,000円ほどです。ただし、広さと料金を両方公開している屋外型は2帖クラスで12室と少なかったので、差の大きさは目安として見てください。
「屋内型のほうが安い」と見えるカラクリ
検索して料金表を見比べると、屋内型に月2,000〜3,000円の部屋が見つかり、屋内型のほうが安く見えることがあります。実際、店ごとのいちばん安い部屋どうしで見比べると、真ん中は屋内型5,500円・屋外型8,000円で、屋内型のほうが安くなります(当サイト調べ)。
これは、0.5帖ほどの小さい部屋がほぼ屋内型にしかないためです。今回の集計で広さが分かった屋外型の部屋には、0.5帖クラスがありませんでした。安く「見える」のは部屋が小さいからで、同じ広さで安いのは屋外型です。
なお、荷物が段ボール数箱ぶんしかないなら、話は別です。その場合は屋内型の小部屋を選ぶのが安上がりです。屋外型のほうが安くなるのは、同じ広さが必要な人の場合です。
引き換えは空調。預ける荷物で決める
屋外型には空調がありません。外気温と湿気の影響を受けやすく、夏は中に暑さがこもりやすくなります。衣類・本・電化製品・思い出の品のような、湿気や熱で傷む物には向きません。向くのは、タイヤ・工具・キャンプ道具のような、大きくて丈夫な物です。
迷ったら、「濡れたら困る物・熱で傷む物を入れるか」で決めてください。1つでも入れるなら屋内型です。タイプごとの違いは別の記事でくわしく説明しています。
屋外型を探すなら、会社の当たりを付けておくと早いです。当サイトが20エリアで数えた範囲では、屋外型が中心なのはハローストレージとドッとあ〜るコンテナです。キュラーズ・スペラボ・加瀬のレンタルボックス・イナバボックスは、数えた店のほとんどが屋内型です。
なお、屋外型は郊外に多いタイプです。当サイトの集計では、タイプが分かった店のうち屋外型は、23区では約1割、23区の外では約3割でした。都心で見つからないときは、この後のサイズと立地の工夫が中心になります。
サイズを1つ下げれば、月額は確実に下がる
2つ目はサイズです。トランクルームの料金は床面積で決まるので、部屋を1つ小さくすれば、そのまま月額が下がります。
サイズごとに、月額の真ん中の値段をまとめました(367店・2,349室、2026年8月28日時点)。
| サイズ帯 | 月額の真ん中 | 1帖あたり |
|---|---|---|
| 0.5帖前後 | 5,500円 | 12,540円 |
| 1帖前後 | 9,585円 | 10,419円 |
| 2帖前後 | 16,500円 | 9,600円 |
| 3〜4帖 | 26,180円 | 8,780円 |
| 5帖以上 | 39,650円 | 5,490円 |

表の数字は、屋内型と屋外型をあわせた全体の真ん中です。2帖から1帖に下げると、月6,915円・年間だと8万円あまり下がります。
一方で、表の「1帖あたり」を見比べると、部屋が小さいほど割高です。0.5帖の1帖あたり12,540円は、5帖以上の5,490円の2.3倍です。それでも、払う金額そのものは小さい部屋のほうが安くなります。「安く済ませる」が目的なら、荷物が入る範囲でいちばん小さい部屋が正解です。サイズごとに何がどれくらい入るかの目安は、料金相場の記事に載せています。
下げるための準備は2つ
サイズを1つ下げる準備は、入れる荷物を減らすか、詰め方を変えるかの2つです。
減らすほうは、預ける前の処分です。2帖と1帖の差は年8万円ほど。迷っている物のせいでワンサイズ大きい部屋を借りているなら、迷いに年8万円払っていることになります。
詰め方は、高さを使うことです。料金は床面積で決まるので、高く積んでも料金は変わりません。スチールラックや同じサイズの箱で天井近くまで積めば、2帖ぶんの荷物が1帖に収まることもあります。
都心を外すと、同じ1帖で月4,100円変わる
3つ目は場所です。同じ1帖クラスの真ん中の値段で、東京23区は11,200円、札幌・名古屋・福岡などの政令市は9,240円、宇都宮・姫路などの中核市は7,100円でした(当サイト調べ)。23区と中核市の差は月4,100円、年間で5万円ほどです。
ここまでは住む地域ごとの差ですが、同じ23区の中にも差があります。区ごとに、各店でいちばん安い部屋の真ん中を出すと、安い区は6,000円前後、高い区は8,500円ほどでした(当サイト調べ)。こちらは部屋の広さをそろえていない数字なので、先ほどの11,200円より安めの数字です。
引っ越しはできなくても、探す範囲を広げることはできます。自宅のすぐ近くだけでなく、隣の駅・隣の区や、車で通る道沿いまで広げると、候補が増えるぶん、安い物件にも当たりやすくなります。
広げてよいかどうかは、出し入れの回数で決めてください。季節物のように年に数回しか出し入れしない荷物なら、片道20分かかっても困りません。逆に、週に何度も使う道具なら、近さにお金を払う価値があります。
月額だけで比べない。初期費用と解約条件を入れた総額で
ここまでの3つで月額は下がります。ただ、最後に店を決める場面では、月額の比較だけでは足りません。月額で500円安い店を選んだのに、初期費用と解約の条件で逆転する、ということが実際に起きます。
初期費用は「約2ヶ月分」の会社から「約5ヶ月分」の会社まで
初期費用の説明を大手6社の公式サイトで確認したところ、いちばん軽い会社と重い会社の差は、使用料の3ヶ月分ほどありました(2026年8月28〜29日確認)。
| 会社 | 初期費用の型(公式サイトの説明) | 月々の上乗せ | 更新料 |
|---|---|---|---|
| キュラーズ | 初月日割り+翌月分+カード代2,970円。事務手数料なし | なし | なし |
| 加瀬のレンタルボックス | 約2ヶ月分が目安(申込月は無料) | なし | 記載なし |
| ハローストレージ | 事務手数料1ヶ月分+管理費2ヶ月分+登録料など | 管理費2,200円+保証パック880円〜 | 1年ごとに0.5ヶ月分 |
| ドッとあ〜るコンテナ | 事務手数料1ヶ月分+メンテナンス費など(モデル例26,300円) | 管理費800円+補償料500円 | なし |
| イナバボックス | 約5ヶ月分程度(保証金3ヶ月分を含む。解約時に一部返金) | 管理費1,000円(税別) | なし |
| スペラボ | 公開されていない(電話で確認する仕組み) | 記載なし | 記載なし |
同じ「月1万円」の部屋でも、初期費用が2ヶ月分の会社と5ヶ月分の会社では、最初に払う金額が3万円違います。短く使うほど、この差が総額に響きます。
月々の上乗せも表示の月額に足す
表の「月々の上乗せ」も見落としやすいところです。管理費や保証パックの類は、広告の月額とは別に毎月かかります。会社によって月0円から3,000円ほどまで差があるので、「表示の月額+上乗せ」を自分で足してから比べてください。
解約は前月末まで。最後の1ヶ月は満額
解約の決まりは、どの会社もだいたい同じでした。解約したい月の前月末までに通知が必要で、当月に言って当月やめることはできません。解約する月の料金は日割りにならず、満額かかります(ハローストレージ・加瀬・キュラーズなどが公式サイトにはっきり書いています)。
つまり、「もう要らない」と思ってから最低1ヶ月分は払います。荷物を先に出しても同じです。なかには、月の途中の解約で契約内容に応じて1〜3ヶ月分の料金が発生すると表記している会社もあります(スペラボの特定商取引法表記)。解約の条件は、契約前に見ておくのがいちばん安上がりです。
総額の数え方
総額は、次の順で数えます。

- 使う月数を決める(「いったん3ヶ月、延びたら6ヶ月」のように2パターンで)
- (表示の月額+管理費などの上乗せ)×月数を出す
- 初期費用を足す(公開していない会社は、申し込み前に電話などで確認した金額を入れる)
- 解約予告のぶん、1ヶ月分を足す(ぴったりの月にやめられることは少ないため。中途解約の料金がある会社は、そちらに置き換える)
たとえば月1万円・初期費用2ヶ月分の店を3ヶ月使うなら、1万円×3+2万円に、解約予告のぶん1万円を足して6万円。ぴったりの月にやめられれば5万円で済みます。逆に、月9,500円と500円安くても初期費用が5ヶ月分の店なら、同じ3ヶ月の利用で総額は7万円を超えます。この数え方で2〜3店ぶん計算してみると、月額の500円差より、初期費用と解約条件の差のほうが大きいことがよく分かります。
1年を超えて使うつもりなら、更新料も足してください。ハローストレージは1年ごとに使用料の0.5ヶ月分です。
短期利用の落とし穴。割引の条件で高くつくことがある
「6ヶ月半額」「3ヶ月無料」のような割引は、月額を大きく下げます。ただし、短期利用ではかえって損になることがあります。
割引には利用期間の条件が付く
割引の適用条件を公式サイトで確認すると、長く使うことが前提になっているものがあります(2026年8月29日確認)。
- ドッとあ〜るコンテナの賃料半額キャンペーン(6ヶ月半額)は、半額期間中の解約が原則できません。よくある質問に、荷物を全部出しても、キャンペーンの条件で決められた日までは解約できないと書かれています
- スペラボの「1年利用で3ヶ月無料」も、名前のとおり1年使うことが条件の割引です
- イナバボックスの店舗キャンペーン告知には「新規で6ヶ月以上のご利用」が条件のものがありました

割引は「長く使う約束」とセットです。約束どおり長く使う人には純粋な値引きになりますが、3ヶ月でやめるつもりの人が飛びつくと、途中でやめられなかったり、割引が効かなかったりします。たとえば1年利用が条件の「3ヶ月無料」を3ヶ月でやめると、割引が受けられなくなるうえ、会社によっては中途解約の料金(1〜3ヶ月分)もかかります。割引なしで短く借りるより高くつくことがあります。途中でやめたときに結局いくら払うのかは、公開ページだけでは計算しきれません。スペラボも「契約内容に応じて1〜3ヶ月分」とあるだけで、自分の場合の金額までは分かりません。割引を使うなら、「◯ヶ月でやめたら総額いくらか」を申し込み前に確認しておくのが確実です。
告知の日付を確認する
もう1つ注意したいのが、キャンペーンページの日付です。当サイトが確認した中には、適用期限が2026年5月末までのキャンペーン告知が、8月末の時点でそのまま掲載されている例がありました(イナバボックスの店舗告知)。期限の日付がない告知も多いので、「実施中」と思い込まず、申し込み前に店へ確認するのが確実です。
1〜3ヶ月だけ借りるなら
短期利用なら、割引に頼らずに店を選ぶほうが安く済むことが多いです。見るところは3つです。
- 初期費用が軽い会社を選ぶ(キュラーズは事務手数料なしで、「1ヶ月からの短期も可能」と公式サイトに書いています)
- 期間の条件がない割引だけ使う(加瀬のレンタルボックスには、条件欄に「ご利用期間の制限はありません」と書かれた割引があります)
- 解約予告のぶん1ヶ月を足して、「使う月数+1ヶ月」で総額を計算する
「安いから」ではなく「早くやめても損しないから」で店を選ぶのが、短期利用のコツです。
「格安ランキング」を探すより、近くの3店で総額を比べる
格安トランクルームのランキングを探したくなりますが、当サイトは順位を付けていません。理由は単純で、料金が会社ではなく物件ごとに決まるからです。
今回の集計でも、全国に店がある大手1社の295店では、各店でいちばん安い部屋の料金が、最も安い店で月1,200円、真ん中の店で7,600円でした。同じ会社でこれだけ違うので、会社に順位を付けても、あなたの近くの店が安いかどうかは分かりません。
代わりに、次の手順をおすすめします。
- 通える範囲を決める(出し入れが少ない荷物なら広めに)
- その範囲で候補を3店選ぶ(エリア別の記事に店舗ごとの料金を載せています)
- 先ほどの数え方で3店の総額を出して比べる
- その店が屋内型か屋外型かを見て、荷物が傷まないかを最後に確認する
ランキングを眺めるより、このほうが早く自分に合う店が見つかると思います。
よくある質問
東京で格安のトランクルームはどこですか?
安さは会社より物件で決まります。今回の集計では、江東区や大田区に月2,000円を切る小部屋がありました。区ごとの店舗と料金はエリア別の記事にまとめています。
月1,000円台のトランクルームはありますか?
あります。今回の集計では、横浜市や福岡市などに月1,000円台の部屋がありました。ただし0.5帖前後の小さい部屋が中心です。段ボール数箱ぶんの荷物なら、箱単位で預ける宅配型を候補にする手もあります。
1ヶ月だけ借りられますか?
借りられる会社があります。キュラーズは「1ヶ月からの短期も可能」、イナバボックスは「最短で1ヶ月から」と公式サイトに書いています。ただし、初期費用の軽いキュラーズでも、1ヶ月の利用で実際に払うのは2ヶ月分ほどです。イナバボックスのように保証金を預ける会社では、最初に出ていくお金はさらに大きくなります。
屋外のコンテナはなぜ安いのですか?
建物の空調や共用設備にかかる費用が、屋内型より小さいためです。そのぶん外の気温や湿気の影響を受けやすく、湿気や熱で傷む荷物には向きません。タイヤやキャンプ道具のような丈夫な物向きです。
まとめ
トランクルームを安くする方法は、屋外型にする・サイズを1つ下げる・都心を外す、の3つです。今回の集計では、どれも月数千円、年間で数万円の差になりました。そして最後の店選びは、月額ではなく、初期費用・月々の上乗せ・解約の1ヶ月分まで入れた総額で比べます。
1つだけ覚えておくなら、「安い」と書いてある金額を見たら、その金額のほかに何がかかるかを確かめることです。初期費用、管理費、解約前の最後の1ヶ月分、そして割引の条件。これはトランクルームに限らず、月額制のサービス全般で使える考え方だと思います。
サイズごと・地域ごとの相場は、料金相場の記事で確認できます。お住まいの街の店舗ごとの料金は、エリア別の記事をどうぞ。
